人体を椅子と比較して

節分、建国記念日が終わると、春が近づいてきた気がします。今晩は2年ぶりにヨガに行ってきます。

 

私は音楽家と体の故障、運動と認知症の関係に関心があってへ、アレキサンダーテクニックの教室や整体やヨガ教室に通っていましたが、その時知り合った仲間とずっと情報交換をしています。

 

ある仲間は、最近の若い人は普通に立てないと話していました。本人がまっすぐ立っているつもりでも、首が前に出てしまうそうです。スマホの影響だと思います。

 

そういう私もはじめてアレキサンダーの門を叩いた時は、首は前に、背中は後に、お腹が出ているという最悪の体型でした。

 

今はなんとか横から見て耳、肩、かかとが一直線になりましたが、仕事中力が入るとすぐに前のめりになっている自分に気がつきます。

 

一番大切なのは意識なのではないかと思います。これは能楽のお師匠によく注意されています。

 

整体は人体をバランスが取れた安定した状態に導きますが、脳の使い方が同じであればまた歪みが出てきます。

 

今週実家から持ってきた椅子を張り替え修理に出しますが、もともとデンマークの椅子で半世紀以上経ってもぐらつきが全くありません。設計は完璧のようです。ただ人間はこの椅子と違い、頭があるからこそ安定が永遠ではないようです。

 

体型を維持するには精神の問題も大きいと思いました。伝統芸能のお師匠は皆耳から踵まで一直線です。

 

大して食べないのにお腹がもこっと出るのは、体型が崩れている可能性があると思います。腹筋運動より姿勢矯正だと思います。そして姿勢矯正のためには心の持ち方も大事だと思います。

 

私は重心を真ん中に戻した後、お腹は出なくなりました。あとは力まないことだけですね。

 

さて連休の土曜日はジャズピアノの仕事の後、2ヶ月ぶりにフィンランドカフェで名物のフィンライス(フィンランド風オムライス)を食べてきました。左はワイルドベリーティー。サーモンピンクのお皿はイッタラでしょうか。私も一枚欲しくなりました。

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お店は開業3周年になるそうで、ノベルティとして2000円以上支払った客にロゴが入ったサコッシュを渡していました。

 

コロナ禍と夫さんの急病で急にフィンランドに行けなくなり、このお店がフィンランド代わりになっていました。店内には昔懐かしいエレクトーンの音楽が流れていて、スウェーデンで生活していた父のことも思い出します。

 

物価高騰で経営は大変かと思いますが、頑張って営業を続けてほしいです。

 

日銀の総裁はサプライズでしたが、補佐も金融庁関係の方が多く、いよいよ大規模緩和終了の出口戦略に入ったように思われます。

 

今後インフレ基調は避けられないと思いますが、物価上昇のカーブを可能な限り緩めてくれることを、新しい総裁に期待します。

 

これまでの勘から私は金価格は結構実質経済に近いと思っているのですが、私が起業した30年前は2000円を切る程度、それが一年前は12000円、過熱が落ち着いた現在で8000円ぐらいです。

 

毎週利用しているランチのお店はずっと千円札でお釣りが来るぐらいで、廃業する店舗が後を絶たないのも無理からぬことと思います。

 

経済は頭脳を持った人の集まりで椅子とは違うので、心理的なものを考慮しつつバランスの良い舵取りが求められます。これは自分へのメッセージでもあり、今日も頑張りたいと思います。