令和という時代

はてなブログに来て二週間半が経ちました。月日が経つのは早いものですね。

 

来た時は謡を始めた時のように神の気まぐれのように唐突でしたが、ここに来てはじめて令和という時代の香りを感じています。

 

私の令和は介護状態にあった義父との別れから始まりました。彼は令和に入ってほんの数日だけ生きました。

 

その後8月に香港で暴動に遭遇。交通機関が全面ストップして驚きましたが、その後の世界的なロックダウンを考えたら大したことがなかったかもしれません。

 

翌年にコロナ禍、夫の脳出血。今年は母の体調がいきなり急変して死去。自分の足元が揺れに揺れて時代の変化を感じ取る暇もありませんでした。

 

ふと我に返ると在宅勤務、zoomミーティングが当たり前になりました。親しい友人と急に話したくなった時、「明日の20時ぐらいzoom大丈夫?」と声かけ。約束の時間には画面の向こうにくつろいだ姿の友人がいます。数年前までは気合いが入っていた姿で会っていたものですが、互いに自然体で付き合うようになったのでしょうね。

 

音楽講師はこの4月でまる5年になりますが、コロナが最流行した時期はすべてzoomで取り行いました。この冬もインフルエンザとのダブル流行が心配ですが、レッスンには大きく支障がないように思います。

 

対面にすると相手の体の動きがわかりやすいです。演奏の基礎は体の使い方が全てなので、もしかしてリアルよりも質の良い指導ができるかもしれません。

 

良い講師を探すには、YouTubeを見て好きな音色を創る、あるいは説明の仕方がピンとくる演奏家に声掛けするのも一つの方法だと思います。

 

私も時々海外の演奏家にワンポイントで教えてもらっております。こういうことも令和らしい一コマだと思います。

 

平成の時代は2、3ヶ月に一回程度出国していて、最後の十年ぐらいは専ら民泊を利用していました。洗濯や炊事ができるので便利でした。

 

夫の病気や愛犬が10歳を超えて一緒に移動するのも預けるのも難しくなってきたため、2020年の後半から海外はおろか国内でさえ出かけておりません。仕事はほとんどビデオ電話でやりとりするのでそれほど不便はありません。

 

令和の旅のあり方も変わってきて、キャンプも一つの形ですが、空き家リノベの民泊、何かの体験宿泊とか面白い遊び方がいろいろ考えられそうです。

 

令和は風の時代と言われますが、まさにそういう感じがします。

 

能楽薪能のようなものが流行るかもしれません。犬王のブレイクもそういうことを感じさせられます。

 

私の謡メモです。令和になってやるようになりました。なんでもプレゼンをするつもりでパワポで作成して復習しています。スライドショーもやって自分的には見やすいです。(笑)

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お師匠は一体何やってんだー!って感じですけどね。(笑)

 

ところで私のHNの瑪瑙ですが、祖母の本名でした。大正生まれでキラキラネーム第一号かもしれません。いつのまにか○子という普通っぽい名前にすり替わっていたようで、子供である母や伯父がこの話を知ったのは祖母が90歳になった時だそうです。

 

祖母は謡を46年間勉強したそうですが、こんな名前をつけるなんて私の曽祖父もよほど謡が好きだったに違いがありません。大正はそういう時代だったのでしょうか。