重心から考えた東西の芸術の違い

今日は台風の影響があるのか久しぶりに涼しくなって草抜きができました。庭の荒れようが気になっていましたが、少し歩いても滝のような汗が出て夏バテするので放置していました。

 

うちの夫さんは痛風、友人は皮膚病で、これも汗のせいですね。

 

朝から仕事関係のメールがどさっと来ていて全く気が抜けない状態ですが、昨日の夢は歌の練習をしている夢でした。(元カレ関係でなくて良かったです。😆)

 

というのも昨日知人と東西の芸術論をしていたからでしょう。

 

芸大卒の弦楽器奏者の知人はなんと5年も狂言のお稽古の経験があり、そのつながりで芸大でも謡稽古の科目を履修していたそうです。彼女の歌声はよく通りますが、その影に伝統文化の影響があったのですね。演奏も声も綺麗で実に羨ましいです。

 

それにしても謡稽古が大学の履修科目にあるなんて、なんて素晴らしいことなのでしょう。うちの大学は総合大学なので、ラテン語ギリシア語がありましたが、謡稽古まではなかったです。

 

私の謡稽古も今月で一年。やっと音程を合わせられるようになりましたが、まだお腹からすっと声が出てきません。習い始めはもっと口先だったような気がします。

 

その弦楽器奏者に状態を見てもらうと、私は西洋に偏りすぎているようです。西洋はバレエに代表されるように上から吊るされたような状態でつま先で立ちますが、東洋は重心を低くしてすり足で歩きます。

 

よく難波歩きとか言われていて、膝を曲げて歩く人がいますが、階段などは恐ろしく速く上がれます。

 

バイオリンも重心を上に上げて天から吊るされたように動きますが、二胡は逆で大地に根差したようなスタイルで弾きます。お腹の丹田に力を入れるとあの音程差の大きいビブラートも安定します。

 

今はバイオリンより二胡の方をより多く弾くので、ぜひとも東洋のやり方を自分のものにしたいものです。

 

お盆休みは家でゆっくり過ごしたいと言いながらも、やりたいことがどんどん増えていっているように思います。