生真面目はおとなしくて力持ちが好き

4月7日からずっと体調が悪かったのですが、昨日今日とあまり気分が悪くなることなく1日が過ごせました。

 

左手を体の下に敷いたまま寝てしまうのは寝返りが打てないせいで、昨日カイロで腰を調整してもらうと昨晩は痺れずに眠れました。今回一番効いているのはカイロかもしれません。

 

ただ睡眠薬のルネスタは頻脈発症から2mgに増えてしまいました。代わりに出してくれたデエビゴは朝がふらふらになるので国道を運転する私にとって危険で飲めません。薬に弱いなと思います。

 

まあGWに母の郷里など訪ねたりすると8時間ぐらい眠れそうなのでそれまで我慢します。

 

それよりも破壊力があったのは能楽の前師匠の座学です。

 

前から受講したくて仕方がなかったのですが、なかなか機会がなくて、こういう頻脈で困っている時にチャンスはこそっと訪れました。

 

物語は軒端の梅(東北) 

 

諸国遍歴の旅の僧が都に入り、東北院(今の京都市左京区)で「和泉式部」と名付けられた立派な梅に見惚れていると、一人の女性が現れて、その梅は『好文木』もしくは『鶯宿梅』であると話します。しばらく彼女と話し込むのですが、夕日が落ちる頃女性は梅の影に消えてしまいます。

 

僧が近くの人にこのことを話すと、それは和泉式部の霊に違いないと言われ、法華経をあげるように諭されます。

 

僧が法華経をあげていると再び先ほどの女性が現れ、自分は和泉式部であり生前の行い(男性遍歴)を反省し仏縁の有り難さを語って舞を舞って消えていきます。

 

和泉式部恋多き女で夫がいながら親王と不倫。親王が亡くなった後はその弟と大恋愛。最後は武勇伝で有名ですが性格が穏和な藤原保昌に嫁ぎ一緒に大和や丹後に出向いたそうです。59歳、今の私ぐらいの年齢で亡くなったそうです。

 

今の平均寿命と比較するとなんとも早い終わり方ですが当時としては長生きな方と思います。しかも最後に穏和な人と人生を終えるなんて理想理想。。😆

 

犬を飼うならおとなしくて力持ちの男の子が好きですが、人間もそうかもしれません。神経質な相手は自分自身が生真面目で神経質なので疲れるということが今頃わかりました。

 

生真面目といえば和泉式部が仕えた藤原彰子も生真面目だったそうです。道長の娘なので反面教師だったのでしょうか。。

 

私の病も生真面目病。なんでもテキトーにできる人がホント羨ましいです。