ブランド直営店にて

今日は少し出勤して来週からに備えています。GWもあっという間ですねぇ。。

 

昨日はフランスの某ブランドの直営店にカバンの修理のために伺いました。開閉部分の磁石がレザーを突き破ってしまったのです。

 

最初はT百貨店の1階にある直営店に。ここはお決まりの入場制限。なんとコロナ前からやっています。(ため息)

 

20分ぐらい待ってやっと入店できたのですが、修理と言えば店員はがっかりした顔つきに。修理は最低2ヶ月。しかも同じ種類のレザーがないとフランス本国に送ることになり、その場合は半年程度かかるそうです。

 

「ちょっと考えます。」と言えば、店員はやけっぱちの言い方で、「お時間をとらせて申し訳ありませんでした。」と叫びます。。寿司屋じゃあるまいし。(笑)

 

12時からメキシカンを予約していたのでもうギリギリで直行。夫さんが「あとでD百貨店の直営店にセカンドオピニオンをもらいに行こう。」と提案するので、それに従うことにしました。

 

セカンドオピニオン。。。確かにバイオリンの修理でもお店によって対応も値段も全く異なります。

 

D百貨店の直営店は大通りに面していて誰も待っている人がいないようでした。エントランスにいた若い男性スタッフに最初から「修理」ということで押すことに決めました。その前にスーパーで買った長芋が顔を出しているし、塩対応は想定内。😀

 

私のカバンはホワイトモノグラムという商品ですが、修理代がざっと10万円程度。店員はこのぐらい出すのであれば同程度のものを買った方が良いと勧めてきます。

 

(どうやらこのブランド店の方向性としてはとにかく修理したくない?)

 

同程度のものという商品を見せてもらったら、今のカバンに比べてかなり見劣りがします。2018年に今のカバンを買った時、このタイプは二十五%程度安かった気がします。

 

同じ大きさのホワイトモノグラムを指定すると、30パーセントぐらいのアップ。円安とインフレの影響ですね。気がつけば周囲はインバウンド客ばかり。アメリカでは時給が4400円だとか。商品はユーロによって決まっているそうですが、賃金が高いとお値打ちに感じるのでしょう。

 

この10年株価は3倍近くになりましたが、実質賃金は大幅に減少。やはり金融操作で経済成長は創出できないものです。

 

店員はこちらが修理ではなく買う気があると見たのかいろいろと商品を出してきます。

 

この種のブランドの店ではディスプレイの商品は大抵気に入らなくて、店員が奥から出してきたものが好みに合い、またお高いです。

 

今回もそういうものが目に留まったのですが、修理に来ていきなり買う決心がつかずに迷っていたら、横から夫さんが「僕が出すので好きなものを買いなさい。」と背中を押してくれました。

 

私には素敵すぎるバッグで、WHOのコロナ終了宣言も出ていてこれからお出かけが楽しみですが、今回一番嬉しかったのは、夫さんのぼそっとしたつぶやきで、「毎日ほんまによくやってるのに僕は全然惜しくない。」という言葉でした。

 

確かにここ数年ものすごく頑張っている感があります。彼の急病、コロナ、母の死も乗り越えて。

 

あとから彼は「これは君の大好きな投資の一つやと思うよ。これからインフレになること間違いなしやし、お金より価値あるものを持っていた方が良いんじゃないの。」

 

彼のいう通りで今の破れたバッグでも売ればそこそこの値段にはなります。私や母がバブルの時代に買った時計、バッグは現在のところ当時買った価格を超えています。

 

金融商品は楽しめませんが、ブランド商品は使用利益がある上にリセールバリューが高いのが嬉しいところです。

 

アメリカの金融危機があるので、日銀は金融緩和をしながら強い円も望めるという超神技が可能ですが、金融商品だけでなく広く分散するのも悪くないと思います。

 

今後は金よりモノに軍配が上がるのではないかとそんな予測を立てました。でも滅多に買わないです。😀

 

メキシカン良かったです。

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