ダメ出しで実力をつける?

昨日は春の嵐で天気が変わりやすかったのですが、謡のお稽古に行って参りました。七ページはほとんど暗記して臨み、一発合格でした!?

 

今回はなんと五ページも一気に進み、集中力の方が大変だったです。

 

まだ台本の文字の右側に記されている符号の意味は完全に理解していませんが、私は理解より丸暗記型です。丸暗記して自分の常識にした後、こういう仕組みでこういう流れだったのかと改めて理解する方です。

 

理系だったので高校や大学の同級生は理解型がほとんどでしたが、私のやり方は音楽レッスンから来ていると思います。バイオリン教室は五線譜の理解よりもまず音ありきで、発表会ともなれば長い曲でも全て暗譜が普通でした。

 

私はトラッシュトークで有名なインフルエンサーにかかれば、典型的な「頭が悪い人」です。彼に言われていることは自分に言われているような気がします。

 

それでも旧帝の理系に進学、経営らしいことができたりするので、頭が悪くても人生なんとかなることは確かでしょう。

 

取り柄は真面目さと努力。就活でもこの点は面接官に強くアピールした記憶があります。

 

課題でもプロジェクトでも一字一句間違えずに話すので、「努力」に相手は感動してくれます。謡のお師匠は芸にとても厳しい方ですが、最近心証が変わってきたように感じています。

 

今回のお稽古で興味深かったのは、謡にもグリッサンドがあるということです。グリッサンドは低音から高音に、高音から低音に音を繋げながら滑らせることをいいます。

 

弁慶彼を見つけ つ〜〜〜〜(上がる)つ〜〜〜〜(下がる)

 

二つ目のつは一つ目の上がり切った音から下がります。

 

これはバイオリンやピアノで鍛えられているからばっちりでした。喉より左手を使う方がタイミング的に何倍も難しいです。

 

次回は12ページ分の暗記に挑戦です。一発合格は無理かもしれませんが、ダメ出しで困り抜いた箇所の方が長期記憶に残ります。

 

会社時代も周囲ができる人ばかりだったので、鈍いということで集中的に叱られましたが、今役立っていることは非常に多いです。もしかして私のキャリアってダメ出しによって形成されたのかもしれません。。。。

 

音楽の生徒も音楽未経験、でも生真面目と来たら、キターと思ってしまいます。😀