拍(ビート)

昨日は謡稽古の日。久しぶりに真剣に仕事に取り組みました。😆でないと本日のノルマが増えてしまいます。。。

 

カブトムシは元々死にかかっていたことや家出の話が嘘のように元気いっぱいです。虫除けカバーの中に住んでいますが、角で引っ張って出ようとして困ります。力は結構強いようで、さすがオスですね。

 

ちなみにカブトムシにあたる英単語はビートルで、ビートルズはビート(拍子)とかけたネーミングだそうです。ポップスの命はビートなのでなるほどと思いました。

 

小学校の時にいつか乗りたい車はフォルクスワーゲンのビートルで、大学でドイツ文学を教えている隣家の男性が乗っていました。うちの父といえばカローラでとても羨ましかったものです。でもこの慎ましい父のお蔭で幼少からバイオリンを習い海外留学までさせてもらって感謝しています。

 

親に恵まれない人は自分がしっかりしている場合が多く、世の中バランスだと思います。私は頭を打ちながら頑張っています。

 

 

季節は暑さを処する「処暑」だけあって、1日に何度も雨が降り、暑さもいくらかマシになりました。夜はエアコンなしでもいけそうです。庭の鈴虫のオーケストラも待たれるところです。

 

さて謡稽古の話ですが、直前に喉がざらざらしてきて焦りました。また不安病勃発?と思いきや、本番になるとつるっと声が出てきて安心しました。バイオリンの時も同じでいつも葛藤です。

 

今回のテーマは「生み字」。謡では「もぉー」の「ぉー」とか母音を伸ばす場面が多いのですが、そこを強調させてはいけないそうです。

 

言われてみればそうですが、短く「もー」と言ってしまわないように気をつけると、どうしても「ぉ」にアクセントがついてしまいます。

 

バイオリンでも難しいフレーズはつけてはいけない場所にアクセントを入れてしまいがちですが同じですね。

 

謡「吉野天人」では天人が去った後、琵琶、和琴、笙、篳篥和楽器が聞こえてくるシーンがありますが、この部分が高低差だけでなく3拍、2拍のビートが入り混じり歌うのが非常に難しいです。

 

とても好きなシーンなのにうまく歌えなくて残念です。鼓がないのでカスタネットで練習します。

 

お稽古が終わると首や肩に異様に力が入っていました。きっとこれがうまく行かない原因。やっぱりリラックスが大切ですね。気功も合わせて勉強していきたいです。