誕生日におもうこと

今日は格別寒く外気温は1.5度。モンベルのインナーのお蔭で、ずっとウールコートで済ませてきましたが、明日からはいよいよダウンコートを登場させます。

 

今日は自分の誕生日。誕生日とは生んでくれた親に感謝すべき日であると聞いたことがありますが、二人の親がいなくなった今、はじめてそう実感します。

 

亡くなると命日が誕生日のような扱いになるそうです。うちの両親は両方とも誕生日を過ぎて力尽きたので、誕生日と命日が近いです。クリスマスイブは父の命日で忘れられない日です。

 

誕生日で何か書こうと思えば、親への感謝の言葉しか出てこないです。

 

感謝の一番は自由な教育。幼馴染たちと話していて、我が家に特別に備わっていたものと言えばそこだと思います。

 

両親が最も重きを置いていたのは芸術と外国語教育。音楽教室はスパルタが多かったのですが、そういう雰囲気が少しでも見えたら母の方が積極的に辞めさせてくれました。

 

外国語教育は卒業後就職先を国内に限定しなくて良かった点と、今は国を問わずズームで習い事ができる点が嬉しいです。

 

感謝の二番は介護が必要でなかったこと。これもかなり大きなことです。父は生涯現役で、母は父が亡くなった後高齢者賃貸に入居してくれて、自立か要支援1レベルだったため心配がなかったです。

 

私の世代は父が先に亡くなって母が残っているパターンが多いのですが、自宅暮らしを続けると兄弟姉妹で共同介護ということになり、介護のあり方や相続などで揉めることが非常に多いというか、私が知り合いから聞いた話の中ではほぼ100パーセントです。

 

夫さんもそれがストレスで大病をしました。毎日仕事だけでも大変というのに、日祝日になれば朝早くから中距離介護のために高速を飛ばしていました。倒れる前は顔色がとても悪かったことが印象的です。

 

今後介護保険の負担は増えていくばかりで、さっと高齢者賃貸に入居というのも難しい時代になると思います。認知症の症状がやわらぐような薬が出るのを待つしかないですね。

 

さて一歳また歳をとって思うことは、やりたいと思うことは万難を排してとにかくやっておく、タイミングを外すとチャンスはなかなか巡ってこないということです。

 

海外も腐るほど行っておいて良かったです。今は円安にサーチャージに、体の不自由な夫さんがいます。脳や心臓に疾患があると万一のことを考えると遠距離は無理です。

 

音楽の趣味も、以前通っていた教室は前期後期高齢者の人が多かったのですが、手や肩を怪我する人が多くてと先日主催者がこぼしていました。還暦前の今が一番楽しく演奏できたり教えられたりする時期かもしれません。

 

そんなわけでタイミングを外さすやっていくというのが今後の目標になりそうです。

 

それでは本日もご訪問をありがとうございました。素敵な週末をお過ごしください。