幼馴染に感心する

今日は気温が緩んで外気温8度。買ったばかりのブーツを履きましたが、車の運転も大丈夫なようです。

 

エントランスの鏡で確認すると、背骨がS字型でないと絶対に似合わないと思います。

 

S字型とは

 

頚椎が前弯、胸椎が後弯、腰椎は前弯、仙骨、尾骨が後弯という体型です。

 

デスクワークが多いとだんだん姿勢が固定されてきて、背骨の弯曲が少なくなりストレートになっていきます。

 

こうなると見た目が悪くなるだけでなく、内臓下垂やぎっくり腰など様々な健康的な問題を引き起こします。

 

私は何年か前から肩こり、首こり、不眠症、頻尿に悩んできましたが、悩みの根源は全て過剰なデスクワークにあることがわかりました。

 

今は軽減に向けて頑張っている最中です。

 

 

その点、私の昔のバイオリン友は非常に偉いと感心しています。

 

別れたのが小学校の時なので、その後の身体的、音楽的成長について知らなかったのですが、偶然彼女にジャズを教えることになって、様々なことがわかってきました。

 

私が出した課題が物理的に難しいというので、手の大きさを計測してもらったところ、親指から小指までの距離が18センチ弱だと言うのです。

 

それではバイオリンも難しかったのでは?と聞けば、7/8サイズを使っていたそうです。

 

40歳中盤で肩を壊して未だに左腕が上がらない状態で、バイオリン演奏を諦めざるを得なかったそうですが、小さな手のハンディは肩と腕でカバーしてきたと言っていました。

 

ジャズは自由に弾けるイメージだからやってみたいということでしたが、ジャズの場合ルート音は弾かなくて良いのですが、テンションノートを弾くことが必須事項なので、CMajorであればE音からオクターブを通り越したA音を弾くことが多く、幅的に22、23センチは欲しいところです。ただこのサイズならラフマニノフでも軽く弾けそうで、結局ジャズピアノは大きな大きな手を想定していることになります。

 

ちなみに私も20センチを出るぐらいなので辛い思いをしています。もう少し手が大きければフレーズがカッコよくなるだろうと思うことが多く、父がA音からC音でもまだ余裕があったことを思い出してはため息をついています。

 

二胡は弦長を縮めたりしますが、千斤から駒までが36センチを切るとすさまじく悪い音になるので、私自身骨が弱ってくる中高年で手が小さい人の演奏はお薦めしていません。

 

私以上にバイオリンのキャリアがあり人にも教えてきた友人は、そういうことはしっかり織り込み済みだったようで、自分はプレイしなくて良いから理論だけでも勉強したいと言ってきたのです。

 

ジャズのあの不思議な響きを頭で理解したいそうです。

 

私のベースの先生は頭の理解が先なのに曲を弾きたいと言う人ばかりで困るとこぼしていましたが、私のバイオリン友はさすがだと思いました。

 

そういう私も弾きたい派で、様々なスケールを使う可能性について深く研究してきませんでした。あるいは手が小さくてもカッコよく弾けるようなものが見出されるかも?

 

日曜日に昔のノートを出してあれこれ調べているうちに、幼馴染のバイオリン友の偉大さに改めて心が打たれた次第です。私も背骨の弯曲を維持しながら生活したいので、身体は演奏よりもぷるぷるマシンだけで良いのかもしれません。

 

それでは本日のご訪問を有難うございました。良い一日になりますように。