お別れの日

8月12日から我が家の家族になったカブトムシさん。昨晩の昏睡状態を経てさきほど永眠したようです。

 

ご飯を食べなくなったのは昨日からですが、今日の早朝まで反射反応を見せていて、小さな生物といえどもその生命力に感心しました。

 

今日はお通夜をして明日庭に埋めてあげます。

 

家族であった期間はたった三週間程度でしたが、一度行方不明になったりいろいろと物語を作ってくれました。

 

再び保護した時は最後は絶対自宅で看取りをしたいと思って、その希望だけは叶えてくれたようです。

 

フランス音楽が好きでドビュッシーの月の光を弾くと体をこちらに向けて観客をしているようでした。

 

これを機会にカブトムシのファンになりそうで、来夏もし迷い込んできたらこんな形で保護したいです。

 

昔クアラルンプールでぶんぶん飛んでいたカブトムシ。うちでご縁があった子が野生と考えたら地球温暖化が原因かもしれません。北海道でも連日体温超えで、近年の猛暑はすさまじいものがあります。

 

気功をやっていたら自分が大地に引き寄せられる感覚がありますが、人もカブトムシも土になるという点では同じですね。

 

今終活で死後の指示書を書いているので余計リアル感があります。前もってこれだけ細かく指示できるなんて良い時代になったものです。一人っ子の父方の従兄弟は、親が亡くなったら大変だと頭を抱え込み、実際事務の大半は私の父が手伝っていました。

 

うちの愛犬は再び一人っ子になりました。栄養と気温を適切に管理しながら質の高い余生を過ごさせてあげたいものです。

 

カブトムシくん。ありがとうございました。またご縁がある日まで。