冬虫夏草

昨日は短い間とは言いながらカブトムシロスで気持ちがいっぱいいっぱいでしたが、夜になったら左足をかすかに動かせている姿を発見。

 

朝二人でしっかりと生死を確認し、ご遺体?も縮みかけていると思ったのですが。。

 

さすがに昆虫ゼリーは食べませんでしたが、スポイドで水を垂らすと手足を動かせます。

 

ここから急展開があるとは思えないのですが、埋葬は中止してしばらく様子を見ることにしました。

 

調べてわかったことですが、昆虫には人間のような大脳は存在せず、司令塔は体のパーツパーツに分割されているそうです。

 

自然の中で育った友人によれば、体が半分ないカブトムシが動いているのをよく見かけたそうですが、こういう原理なのですね。

 

投資も分散が一番ですが、昆虫も生存へのリスク管理がよくできていると感心しました。

 

今朝もほぼご遺体の状態ですが、一応スポイドで体表を湿らせました。植物の世話に近くなっています。植物人間とはよく言ったものです。

 

昆虫のこの力を利用して創薬をやっている知人がいますが、案外リスク管理の高い昆虫が人類を救うことになるかもしれません。

 

今晩再び手足を動かせるかどうかはわかりませんが、ゆっくりと息を引き取るという逝き方は確実に飼い主?のロス感を和らげてくれます。

 

少し早いかもしれませんが、戒名は冬のうちは虫で夏になると草に変化する冬虫夏草ですね。

 

今日は涼しく愛犬も元気です。この子も数値だけ見るとなぜここまで元気かわかりません。生命の神秘です。