今朝も寒いですね。
時々立ち寄るコンビニには郵便ポストがあるのですが、11月から撤去されるようです。
当たり前のサービスと思っていただけに残念です。そのうち郵便物の投函は郵便局だけになりそうです。
昨日は謡のお稽古の日でした。
前日に前回躓いたところを必死で練習したのですが
「君の恵みぞありがたき」という同じフレーズが二回続いて、それぞれ言い回しが違うというのがなかなかできません。
一回目は
きみのめぐみぞ (一拍休む) ありが たぁ(上がる) き 最後の「き」の音の高さは「あ」「り」「が」と同じ
二回目は きみぃのめぐ みぃ(上がる)ぞ あり がぁ(上がる) たぁーき(短く切る)
二回目が難しいので、そこに引っ張られて、一回目が二回目と同じ調子になってしまいます。
今回もさんざんダメ出しがあった後やっと合格しました。(汗)
でも現在忘れつつあるので、あと100回ぐらいは同じフレーズを呟く必要がありそうです。(滝汗)
追記ですが、ここは文字の表記も少し違っていて
最初は「君乃」、二回目は「君の」です。「の」の音程は同じです。
なぜなのかは今のところ不明です。
私のお師匠は芸にとても厳しいのですが、お稽古が終わった後はたくさん泣いた後の爽快な気分のようで、ただただお腹が空くだけです。(笑)
謡は母が練習していたので供養代わりに始めたのがキッカケですが、正直これだけハマるとは想像もしませんでした。
昨日はさらに先に進み、打楽器を感じながら一文字に一拍、0.5拍という箇所が出てくるのですが、いつしか手拍子が鼓の音に聞こえるぐらい酔ってしまいました。
毎回高い芸術性に圧倒されています。
母が亡くなったのは4月で、師事する師匠は今年中に見つかれば良いとゆっくり構えていました。同じ区内に男性の能楽師さんがお住まいで、見たところその方の舞がとても美しく第一志望の教室でした。
ところが思いがけず女性の能楽師さんと出会って、そこから話がとんとん拍子に進んでしまいました。
女性の能楽師さんが地声でしっかり美しく発声されているのを聞いて、「習うのはイマ!」と背中を押してくれました。
私はもともと声が細いのですが、開始後三ヶ月してようやく出だしがスパッと決まるようになりました。
弦楽器でも手が小さい人はなるべく手の小さい先生に師事した方が良いです。運指がとても参考になります。
うちは父が私より関節一個分長いという巨大な手だったのでピアノの運指は全く参考になりませんでした。
私の師匠は大学から始め、誰も手取り足取り教えてくれないので自力であの方法、この方法ととても苦労をされたと聞きます。
そのせいかお師匠の説明は謡の経験のない初心者にも非常によく伝わります。
お稽古は厳しいのですが、これが楽しいか楽しくないか、楽しいのに決まっています。
これを止めようか続けようかと思った時、楽しかったら続ける方で合っていると思います。
土曜日はチェロ(教わる方です)。先生は幼少からバイオリン、中学からチェロに転向され音大を卒業された方です。身長や手は私と同じぐらいです。
レッスンは基礎練習だけをお願いしています。その方が結果的には近道です。
それでは本日もお立ち寄り下さいまして有難うございました。スターや読者登録も有難うございます。心から感謝いたします。