チェロの秋

今日はチェロレッスンの後、カレー店にビリヤニを食べに行く予定です。

 

本日はそちらがメインかもしれません。

 

チェロを弾くようになったキッカケですが、私のチェロは購入したわけではなく父の遺品です。

 

実家を整理した当時の私はウッドベースを習っていて、ほかに本業と音楽の副業で忙しいので、チェロは学校に寄付するつもりでいました。

 

ところが母がもう少し置いておいてと言うので、しばらく我が家の納戸で保管することになりました。

 

ウッドベースは何が悪かったのか、講師を何人か変わるうちにやる気をすっかり無くしてしまい、楽器は知り合いから借りていたのでそのまま返還することで全てが終了しました。

 

今後生徒さんの伴奏はピアノ一択でいこうと思っていたのですが、意外にウッドベースは好評だったらしく皆口々に残念だと言います。

 

ちょっと早まったかなと思いつつ、ある日納戸のチェロを見ていて、これでルート音を弾いたら結構良い伴奏になるのではないかと思いたちました。

 

そのアイデアを音楽仲間に話すと、良い指導者がいるからと言って紹介してもらったのが今の先生です。

 

レッスンはバイオリンの基礎があったので極めて順調でしたが、始めて9ヶ月して夫さんが脳出血で倒れました。

 

いきなり大黒柱の立ち位置に立たされ休学を余儀なくされました。

 

それでも先生から何かと励ましの声をかけて頂いて今日に至っています。

 

最近また触りたくなったのは謡を始めた影響があります。チェロのあの独特な音に言外の余情を感じます。

 

しほれたると申すこと 花よりもなほ上の事

 

という世阿弥の言葉がぴったりハマります。

 

チェロは華やかでないところが良いのかも。同期に始めた生徒さんは音だけに惹かれて入門したそうです。理想は長次郎の楽焼のような音だそう。素敵ですね。

 

私は一発で人を眠らせるような癒しの音を出すのが目標です。(笑)

 

私の睡眠はすっかり落ち着きました。今はたまにしか薬のお世話になりません。

 

古文や漢文の音読、チェロや古箏の鑑賞、お香、とびきり美味しい緑茶などが精神安定に良さそうです。

 

今の時代、何かと良くないニュースばかりが続きますが、1日のうち少しでも普段の生活感が断ち切れる時間があると嬉しいですね。

 

それでは本日もお立ち寄りくださって有難うございました。応援をいつも有難うございます。