アクティビストから学ぶ

季節柄毎日株主総会の議決権行使の封書が届きますが、昨日帰宅すると某社の議決権行使の案内と共に、別封筒で「某社に関する重大なお知らせ」という封書が届いていました。

 

差出人を確認すると積極的な株主還元を主張するM氏の会社からです。へえ〜と思って精読。

 

彼の主張は修正PBRで一倍以上を達成するための二ヵ年計画の策定

修正PBRと連動した株価連動報酬の導入

 

長期株主として株価を吊り上げた挙句売却されると迷惑ですが、かといって会社が主張する十年の経営計画は今時長過ぎます。

 

M氏の設定した価格も妥当と思えたため、賛成しておくことに決めました。

 

アクティビストは大変。こうした案内を株主名簿に記載された株主全員に送っているのですね。しかも議決権行使の封書と同時に到着するとは、郵便事情の悪い昨今、タイミングまで計算されたものだと思います。

 

中にはハガキで行使する株主もいるので「賛」に⭕️がついた図表も掲載されていました。私はいつもQRコードで行使していますが、会社の提案に全面賛成する場合、二ヵ年計画の策定と株価連動報酬に否がついてしまいます。

 

皆さんは株主総会の議決権行使はどうされていますか。役員の変更と言われても最高裁の国民審査と同じくいったい誰が適任かわかりません。

 

某塾の株主でありますが、広告塔兼役員の方の印象が悪かったため、否で出しましたが結局再選されてしまいました。選挙と同じくせっかく権利行使してもね〜という諦めの気持ちがあります。

 

そんな感じでいつも惰性の議決権行使ですが、今回は某社の株を所有した経緯も思い出し少し身が引き締まる思いでした。

 

私自身高齢者に足を突っ込んでいるので、お風呂も労働環境もぬるま湯が大好きですが、それでは立ち行かないということは本能的にわかっています。今のようなスタグフレーションを脱するにはコスト削減でなく付加価値を作り出していく企業努力しかないです。

 

M氏によると二年は言い訳ができない期間だそうで、さすがだと思いました。アベノミクスも成長戦略で失敗した点で見直すべきだったのかも。。私もなんでも二年単位で物事を見ていこうと思います。

 

って今日はらしくないことを書いてしまいました。本日は演奏会。頑張ります!