夫が知人にお礼の手紙を書いていて、文章のチェックをお願い!というメールが来ていました。彼は脳出血を起こしてから文章に自信がないそうです。
この私に頼むなんて無茶苦茶やんと思いながら、ぱっと目についた言葉は「祝詞」。一瞬謡のお稽古の続きかと思いました。これは「祝辞」ですよね?きっと。
お師匠ならまたガツンとこられそうで想像したら震えました。(笑)
お師匠は叱るときでも舞台のセリフのように喋ります。どこまでも舞台人なのでしょうね。
「私が(休符)本日そういうことをっ(ブレス)一度でも↑言いましたかぁあ〜↑」
その時は一旦凹んでしまうのですが、夜中に思い出すとにやりと笑ってしまいます。(笑)
謡好きな祖母にも時々「○○にてそうろっ(候)」と返されたものです。昔は丁寧、謙譲を示す言い方としてなんでも候をつけていたそうです。「ございます」などと似ているのでしょうか。
今日はシャッターの見積もり日。家には夫一人でちょっと心配でしたが、汚名返上とばかりうまく交渉したようです。
私がメーカーに連絡した時はメーカーは経年劣化の一点張りでしたが、彼は「経年劣化って何?」から始まってついにモーターの交換だけに導いたそうです。見事で候。
地震が多い昨今新しいものに変えたとしてもすぐに劣化しそうで、夫はその点をかなり突いたそうです。
私であれば経年劣化を鵜呑みにしてそのまま見積もりに入りそうです。
今日のお昼は外食日でしたが、ちょっとしたドラマがありました。
カフェの駐車場への入り口は車が一台ぎりぎりに通れるぐらいの狭さの道。
私は左折信号を出していましたが、狭い道から出てくる車が右折信号だったので、先に行かせるために待機していたら、走行中の対向車線から車がやってきて右折信号を出しています。
相手が高齢の男性だったので先に行ってもらいましたが、彼もカフェの駐車場を利用する予定だったらしく駐車場は彼の車でちょうど満車になりました。
今日は運が悪いと思い、Uターンをして再び大通りに戻る準備をしていたら、その男性が戻ってきて車を出そうとします。カフェは満席だったようです。
とりあえず彼が去って空いた場所に停車して一服。その後カフェを覗くと、スタッフさんが「一人帰りますのでしばらくお待ちください。」と言います。
幸運で候。かのをとこより先に車を入れたらば席につくことはあらざりけむ。(あの男性より先に車を入れていたら席につくことはなかったでしょう。)(笑)