飼育放棄?

管理している不動産で、観賞魚の遺棄があったと連絡がありました。

 

現場に駆けつけると、バケツの中で金魚が三匹、肩を寄せ合うようにいます。今朝の最低気温は氷点下2度。ほとんど動いていませんでした。動物の福祉が完全に無視されています。

 

餌やカルキ除去の薬剤が付けられていて、これは飼育遺棄に間違いなし。でもなぜこの場所に?

 

最寄りの警察に連絡すると拾得物としてしばらく預かってくれるということです。我が家には高齢犬がいるし、鑑賞魚の飼育は水質調整が難しく、数ヶ月で死なせてしまった前科があります。

 

結局警察にお願いして預かってもらいましたが、心中穏やかではなかったです。警察も動物の保管所ではないので、命の保証はできないと言っていました。観賞魚を飼うにはカルキ除去だけでなくて他にもツールが必要です。

 

なぜ飼育放棄を?そしてなぜこの場所に?

 

一匹は十センチ以上の大きさがあり、大きくなることを恐れたのかもしれません。コロナで困窮する家庭が多いと聞きますが、家族に迎え入れる前に身分証明書の提示ぐらいあっても良さそうです。

 

なぜこの場所かといえば、時々犬を連れてくることもあるので動物好きにみえたのかもしれません。

 

動物虐待は実は動物好きに多いです。多頭飼育崩壊も元々が動物好きでないと起こせません。

 

警察に行く途中、安易に引き取るその行為こそ動物を苦しめるかもしれないと自分に言い聞かせました。生態系の問題から川や池への放棄を避けるため、観賞魚を引き取る機関があるようで、警察からそういう場所に行く可能性もあります。

 

今日はちょっともやもやした1日でした。