共感カレー

昨日は久しぶりのチェロレッスン。ひたすら木との格闘でしたが、実りが多かったです。

 

不定期に基礎的なことばかりを教えて頂いております。弓はやっとまっすぐ弾けるようになりましたが、テンポ100での16分音符の換弦練習で、右手のフォームがしっかりと決まらないせいか、前の音の長さが短くなりがちです。運弓はまだまだ満足できるものではないです。

 

左手もバイオリンに比べて広いピッチのせいか、第三関節がうまく使えていません。こういう細かい箇所をしっかりと詰めてこそ、簡単な曲でも美しく聞こえるのだと思います。

 

1時間半ぐらいのレッスンでかなり消耗。いつものカレー屋さんに行くと、カウンターに座っている常連さんの表情が暗く、「今日ものすごく嫌なことがあってね。でも美味しいものを食べると少しでも元気になれるかなと思って。」と呟いているのが、聞こえてきました。

 

共感!共感!私もチェロに行く前に嫌なことがあって気持ちがブルーになりましたが、90分間集中して演奏した後はそうした嫌な気分は吹き飛んでいました。それでもこのカレー屋さんのカレーを食べると、心も体も蘇りました。

 

素晴らしいと思ったことは、このカレー屋さんの対応です。常連さんの具体的な辛い話を聞き出すのではなくて、「お気持ちとてもわかりますよ。私もね。。。」と相手の気持ちを汲み取りながら寄り添っていました。

 

私もここ数年は辛いことばかりでしたが、周囲が刺激せずひたすら聞き役に徹してくれたことがとても有り難かったです。そして最後に美味しいものを食べたらとても前向きになります。辛いことがあった皆さん。なんとか乗り切りましょう!