昨日は謡のお稽古に行って来ました。
初歩の初歩である鶴亀も大詰めで、出来ていない箇所は二つだけになりました。
やはり半音で音の高低を測る方法が功を奏したようです。
ジャズでインターバルは一丁目一番地ですが、日本の古典芸能で役立つとは思いませんでした。
ただ謡は連続的に上がり下がりするので途中の微分音を含みます。
謡は室町時代の言い回しがそのまま残っており、これからも残す予定なので、高低差のルールは厳格です。
気持ちが良いからと勝手な改変は禁止事項ですが、私のような細い質の声でもそれなりに雰囲気が出ます。それまで謡は男性の低くて太い声のイメージがありました。
自分の声もだんだん通るようになってきました。イタリアの声楽を習っていた時は発声にかなり無理があったのですが、今はもっと自然な感じで声が出てきます。
お師匠は終始一貫して厳しいのですが、次の「橋弁慶」も続けてやろうと思っています。
謡はリタイア後の趣味に良いと思います。お道具が要らないのでインフレ下といえども余分な出費がありません。
リタイア後の趣味といえば
このほかにおすすめできるものとしては、コードで弾く電子ピアノです。楽しいし頭も使います。
教えている私が言うのもおかしいのですが、弦楽器は肩がこって、身体の左右バランスを歪めます。吹奏楽もストラップを首からかけると頚椎を圧迫します。シャウト型の歌は声帯を痛めます。
そんなことを考慮すれば、この二つは興味さえあれば良い選択かもしれません。
運動については模索中です。背中のS字カーブを損なうようなものはやるよりやらない方がマシと個人的に思っています。
それでは本日もご訪問を有難うございました。応援スターも有難うございます。今日も良い一日になりますように。