何も教えないこと

昨日は睡眠時間が七時間。良かったです。(笑)

 

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私はコメントの書き込みや返しがどうも苦手で、職場や教室だけでも気苦労があるというのに更に人間関係を背負ったようで心が重くなります。

 

リアルでは幼馴染と仲良くしていますが、いつも心を軽くしてくれるような言葉を頂いています。

 

小学校の時の私はお転婆娘で、どちらかといえば彼女たちを守ってあげる方でしたが、今はこちらの方が助けられていると思います。

 

 

 

昨日の新聞に歌人の馬場あき子さんが取材されていました。確か私の伯母ぐらいの歳だったと思いますがお元気にされていて良かったです。

 

空襲にさらされながら謡を聴いて「爆撃の中で日本語の美しさが咲いていた」という表現はさすが歌人で素晴らしいし共感します。

 

私も謡と出会った時心が随分ささくれていたように思います。

 

女性の能楽師さんと出会って謡を聴いた時、あまりの美しい響きに自分の心の灯りがぱっと灯った気がしました。

 

馬場さんが後進の育成で心掛けていることといえば「何も教えないこと。」だそうです。

 

はっとしました。

 

私は幼少の頃からたくさん習い事をしましたが、どの先生に師事しても細かい指示がありできないと厳しく叱られたものです。

 

40代後半から同じ方に7年間ずっと二胡を教えていただいたのですが、本当に何も教えないという感じでした。他の教室は懇切丁寧という噂で辞めようかどうしようかと焦る毎日。

 

思い切って辞めて次の方に変わったときは本当に懇切丁寧で感動しました。

 

それにもかかわらず前の先生と付き合いは続いています。不思議ちゃんというか変な人間的魅力に溢れています。

 

自分が留学したり教えたりするようになって気がついたことは前の先生が自分の個性をとても大切に考えておられたということです。

 

やはり一定の時間が経たないと真価なんてわからないものですね。

 

さて90代の馬場さんから私たちへの提言として

 

今をもう少し楽しく元気に生きなさい。戦中を生きた私たちは生の一瞬一瞬を楽しく生きることしか考えていないのよ。

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香港スイーツを頂いてきました。